税務

2014年9月10日 (水)

税務調査の傾向

某コンサルティング会社が主催した、女性税理士フォーラムに参加し、税務調査に関する話を聞いてきました。

 
ここ1年程、税務調査が少なくなったと感じていましたが、やはり全体で3割ほど調査件数は減少しているのだそうです。
ところが全体の追徴税額はほとんど変わっていないというデーターが。
このことは、つまり1件当たりの追徴税額が大幅に増えていることを意味しています。この傾向はこれからも変わらないようです。

 

国税庁では不正が発生しやすい分野などに実地調査を重点化するとともに、調査以外の手法(書面照会、簡易な接触等)で、自発的な適正申告を促す取り組みを充実させるなど、より効率的な税務行政への転換を進める方向にあるとのことです。

 

私どもの税理士法人ではすべての税務顧問のお客様については、税務、会計、会社法などの面で必要なチェックをし、前期及び月次の比較、比率等の分析を行い、調書を作成し、法人内の審査も厳しく行っているので、問題はないのですが、申告書提出時の書面添付を少しずつ増やしているところです。
基本に立ち返り、気持ちを引き締めて行わなければと思います。

 

| | コメント (0)

2012年2月 9日 (木)

義援金と確定申告

確定申告の季節になりました。

昨年は東日本大震災の被災地に義援金を送った方もいらっしゃると思います。
義援金の送り先が日本赤十字や被災地の県、市町村などの場合、所得税と住民税の合計では義援金の9割以上が戻る場合があります。

このような住民税も含めた効果は、意外に知られていないかもしれません。

いままで確定申告に縁の無かった方も、確定申告するメリットがありますので、該当される方はぜひご検討ください。

 

申告書の提出期間は216日(木)~315日(木)です。

(還付申告は11日から受付)

 

おしらせ
MBC
グループでは15日の税理士法人設立に伴い、税務業務をより充実・強化させています。
現在、確定申告に関するご相談なども随時受付中。
申告書作成は有料になりますが、ご相談のみ(30分~1時間程度)は無料で(事前予約が必要です)承りますので、 どうぞお気軽にお声をおかけくださいheart

mailto info1@sunagacpa.jp  phoneto 03-5288-8835

Photo

 

 

| | コメント (0)

2011年3月25日 (金)

災害に関する税務上の取扱い

今年も325日になりました。

この日は、私が大学に進学するために上京した日です。

沈丁花の甘い香りのする、暖かな日だったことを覚えています。

あの頃も、東京で大地震が起きる可能性が高いと心配されていて

東京へ行く私を友人がとても心配してくれたことを思い出しました。

先日の巨大地震といい、地震の活動期に入ったとも言われていますので

今なお、その危険とは隣り合わせですが

自分でどうにもならないことは

天にゆだねるしかないのだと思うしかありません。

昨日は東北自動車道が全線開通しました。

東北新幹線は来月末あたりに復旧する予定とのこと。

来月には3月決算の準備がありますので

岩手県のお客様へ出かけなければなりません。

16年前の阪神淡路の震災の記録と比較しても

何重もの震災が重なった今回の震災は

被害の全容の把握にも、復旧にも、とても時間がかかっています。

被災しなかった私達は

被災した方々を支えるためにも、心が疲れないように

拡大する影響が長く続くうちに、温かさを失わないように

電気は節約しても、心の灯りは明るく点して

のりきらなければならないと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日付で国税庁は災害に関する主な税務上の取り扱いをHP上にまとめています。

すでにそれぞれの法令、通達にある、現行の税務上の取扱ですが、災害に関連したものを調べやすく法人税、所得税などの税目ごとにまとめられています。

下記をご確認くださいpencil

http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/atsukai/index.htm

| | コメント (0)

2011年3月22日 (火)

災害見舞金等の税務

先週はほとんどスタッフを自宅待機としましたが

今週は今日から本格的に業務を再開しました。

まだ続く余震と原発の不安、先行きが読めない計画停電などで

今日一日、どうか無事に過ごせますように・・と、祈ることから一日が始まります。

考えてみれば大昔から人は朝と夕べの祈りを習慣にしていました。

それがいつからか、普通に訪れることを信じて疑わない安心しきった日常への感謝の祈りになっていました。

最近では、一日、一日が、ほんとうに切実な祈りとなっています。

祈りとは本来、そういうものだったのかもしれない・・・と、思います。

朝礼でもスタッフに伝えましたが、

これから長い期間にわたって被害の影響が続くでしょう。

直接被災していない首都圏の会社でさえ

わずかこの一週間で、営業上キャンセルが相次いだり

取引先が被災したり、

直接、間接的にも、大きな損害を受けています。

今後、災害特例法等の緊急立法、税制上の対応や震災融資などに対して

的確なキャッチアップとお客様への迅速な伝達は、私達の重要な責務になるでしょう。

そして今、大事なことは、

将来に不安を抱えているお客様の実情について

今まで以上に心を添わせてよく聴くこと。

ともに問題を解決し、将来への希望を模索することだと思います。

今できることを、私達なりに、しっかりと行って

いまこそ、お客様を支える力にならなければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、今日はいろいろな方から、被災地への見舞い金や、義援金等についての税務の問い合わせをいただきました。

得意先及びその取引先等に対して、被災前の取引活動の維持や回復を目的として災害発生時後相当期間内に行った災害見舞金、事業用資産の交付、無償の役務提供は、税務上の損金となります。

ここで、災害見舞金等として損金処理が認められる内容と要件についてまとめます。(以下、「措通」は「租税特別措置法関係通達」、「法基通」は「法人税法基本通達」のことです。)

     【取引先に対する売掛債権の免除等】被災した取引先等に対してその復旧支援を目的として災害発生後相当期間内に売掛金、貸付金等の債権の全部または一部を免除した場合による損失の額、および災害前に約していた返済条件等の変更による損失の額

⇒得意先等の倒産等を防止し、当社が被るであろう損失を回避するためのものであり、売上値引きとして扱われます(措通614(1)102、法基通9462)。

     【取引先に対する災害見舞金等】得意先等に対して、被災前の取引関係の維持や回復を目的として災害発生後の相当期間内に行った災害見舞金、事業用資産の交換、交付、無償の役務提供

⇒取引先等の救済を通して自ら被る損失を回避するための費用とみることから、売上値引きとして扱われます(措通614(1)103)。

     【自社製品等の被災者に対する提供】不特定又は多数の被災者を救援するために緊急に自社製品等の提供に要する費用

⇒人道的見地、社会的要請によるものであることから、損金処理できます(措通614(1)104、法基通9464)。

④ 【協同組合が組合員等に支出する災害見舞金】協同組合等が一定の基準に従って組合員等に支出する災害見舞金等

⇒協同組合等はもともと共同企業体としての性格があり、組合員等のための福利厚生事業を行うのが本来の事業ともいえるため、一定の基準に基づく見舞金は損金処理できます(措通614(1)11)。

また、募金団体を通じて義援金等を寄付する場合も、その義援金が最終的に国、地方公共団体に拠出されるものであることを税務署が確認できれば、全額が支出した法人の損金になります。

この場合の税務署の「確認」手続ですが、以下のHPをご覧ください。

http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/gien/index.htm

| | コメント (0)

2011年1月15日 (土)

税制改正に思う

今日は弊社の研修日でした。テーマは税制改正。

先月公表された「税制改正大綱」を読みながら、弊社のお客様で該当しそうな部分はないか、具体的にいかに活用すべきかを、考えながら進めました。

法人税に関しては、今回の改正で最もアピールされている実効税率5%の引き下げのほかは、中小企業の場合、あまり大きな影響はありませんが、事業承継に関わる相続税や贈与税については、気になる改正点が多くあります。

早期に高齢者層から現役世代へ資産を移転しやすくなっている一方で、相続税の負担が大きくなっています。

過去に事業承継対策を検討し、実行していたお客様については、改正後の税法を考慮に入れた見直しが必要になりそうです。

税制改正というのは、どうしてもその時々の社会経済情勢に左右される政策的なものではありますが、今回については、特に(税金を)取れるところから取り、不満の数がなるべく少なくなるように、という色合いが強く見える気がします。

このような施策が経済活性化に果たしてつながるのかどうか、強いリーダーシップを伴った改正とは思えず、心もとなく感じるてしまうのは私だけでしょうか…think

実は今月末、ある業界団体から、中小企業経営者とその後継者のための研修会の講師を依頼されています。

当初、「後継者のための計数管理」というテーマだったのですが、徐々に要望が増えて、「事業承継、計数管理、税制改正」の3つの内容を1時間で、しかも事例もいくつか入れてほしいということになってしまいました。

普通は、このどの一つのテーマを選んでも少なくとも3時間はかかるものです。

少々頭が痛いのですが、お客様の要望に沿えるように、目下、準備中ですscissors

| | コメント (0)

2010年1月25日 (月)

社内会議と確定申告に向けて

1月最終週の月曜日。朝礼と、その後の税務チーム会議が終わりました。

今日は、遅れていた、セミナー案内をやっと発送することに。

月曜配信のメルマガ、“まるメール”の本日号でも、セミナー案内を掲載しました。

今日の会議では、来月からスタートする確定申告の季節に向けて、今何をするべきかを検討。

実は弊社のグループの会計事務所は、例年、所得税確定申告の頃は、一般的な会計事務所に比べるとそれほど忙しい時期ではありません。

最も忙しい3月決算が集中する5月の次程度には忙しくなりますが、それでもまだ余裕があります。

そこで、今年は積極的に全員営業というスタンスで確定申告業務をしようということになりましたscissors

とはいっても、業務の性質上、飛び込み営業をするようなものではありませんし、日頃、職人的な仕事が大半で、営業活動とは縁遠い私たちは頭を悩ませます…wobbly

メンバー数人で役割分担をし、私は情報発信のためのブログを別に立ち上げることにしました。

「食べ物のことばかり書かないで」と、会議で釘をさされ(?)…さて、真面目に、これから立ち上げ作業ですrock

| | コメント (0)

2009年12月 4日 (金)

ふるさと納税

昨年から始まった、「ふるさと納税」制度。

「納税」という表現になっていますが、正確には寄附金ですので、確定申告が必要です。

これは、都道府県・市区町村に寄付をした場合に、寄付した金額の5千円を超える一定の金額について、所得税と住民税について控除を受けることができるという制度です。

ふるさと納税を行って寄附金控除を受けるためには、所得税確定申告書の「住民税に関する事項」に、寄附金控除を受ける旨およびその金額を記載する必要があります。

寄付を行った人は、寄付をした都道府県・市区町村が発行した領収書を添付して所得税の確定申告を行うことにより、所得税と住民税の控除を受けることができます。

(ふるさと納税を行ったにもかかわらず、この寄附金税額控除の欄に記入して確定申告をしなければ寄附金控除が受けられませんので、要注意です。)

また、住民税の申告を行うことで、住民税だけの寄附金控除を受けることもできます。

その場合、通常の住民税の申告書に代えて、「市町村民税・道府県民税寄附金税額控除申告書」にその領収書を添付し、申告期間内に住所地の自治体に提出することで住民税の控除を受けることもできます。

適用初年度の昨年(今年の申告)では、各自治体のお礼の特産品などが話題になりましたが、果たしてその寄附金の結果はどうだったのか、気になっていました。

先月の政府税制調査会の資料によれば、従来からの寄附金控除の対象寄附金額は、73億円だったそうですが、そのうち、個人住民税から控除された税額は、約19億円だったそうです。

財政難に苦しむ自治体にとって、よい影響があればいいのですが。

情報発信しているサイトもいろいろあることがわかりました。

今年の所得で申告する場合は、そろそろ締め切りも近づいているようなので、少し急いでチェックして、検討したいと思います。

やはり美味しそうな特産物のお礼のあるところが、気になります…eye

pencil http://f-tax.jp/

ちなみに、自分に関係のある自治体を見てみました。

◆ 生まれたところ、熱海市では、地場産品がいただけるそうです。

http://www.city.atami.shizuoka.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1225090824528&SiteID=0

◆ 実家のある北上市では、夏祭りの観覧席。でも、実際にその日に行かないと使えません。

http://www.city.kitakami.iwate.jp/sub04/getc/getc01/page_3522.html

00_2 ◆ 大好きなひこにゃんの住む彦根市では、彦根市年間パスポート。こちらも実際に行かないと使えませんが、このカードはひこにゃんの写真つきでかわいい。使い途として、「みんなのひこにゃん応援事業」が気になりました。「きれい好きのひこにゃんを、いつもふわふわで真っ白に保ちます。」というフレーズは、なんだかかわいらしくて嬉しくなります…彦根市、さすがですheart

http://www.city.hikone.shiga.jp/kikakushinkobu/furusato/furusato01.html#05

※右上の写真は、一昨年、彦根城でひこにゃんと一緒に撮ってもらったものです…

| | コメント (0)

2009年10月 3日 (土)

シンガポールでの長い一日

Pa021288 昨日の午前中はErnst & Youngのオフィスでシンガポールの会計と税務についての研修でした。

建設ラッシュのシンガポールですが、18階のオフィスの窓からは大規模な開発がされている現場が眼下に見えました(写真はオフィスの窓から見える建設現場です)。

あちこちで高層ビルが建設中で、海の近くには広いカジノセンターも建設されています。

人口が400万ほどしかない、面積も淡路島程度の広さのこの都市に、なぜこんなにたくさんのビルを作るのかと驚きますが、小さい政府のダイナミックな施策によって、世界中からお金も人も集まっているのです。

この金融危機の影響もあまり受けず、海運、金融、ハイテク産業など、政府が承認した業種に対しては特別な優遇税制があり、もともと税率が低い上に、ほとんど無税になってしまう業種もあります。

研修を受けながら、ああ、これでは日本にはお金も企業も集まらないなぁ…と思いました。

例えば、シンガポールに居住する日本人が、株取引で儲けても、海外からの所得があっても、すべて税金がかからないのですから…世界中のお金持ちが集まるわけです。

Pa021291 その後、シンガポール公認会計士協会の皆さんと一緒に、インターコンチネンタルホテルの中華料理店で昼食懇親会の後、公認会計士協会のオフィスへ(写真はオフィスのビルです)。

シンガポールの会計士業界事情などの説明を受け、情報交換会となりました。

Pa021293 それから最後の訪問場所、Baker Tilly オフィスへ。

ここは世界規模のファームと提携している中堅の会計事務所です。

事務所の経営戦略、品質管理などのお話を伺いました(写真はBaker Tillyオフィスの受付で)。

どこの訪問でも、中身の濃い、充実した勉強をすることができました。

また、訪問先の説明してくださる方も、こちらの千代田会のメンバーも皆、真剣で、ぎりぎりの時間まで休む間もなく動き回り、とても長い一日でした…

研修が終わるとErnst & Young Baker Tillyの方と一緒に食事です。マリーナ・マンダリンのイタリアン、ボローニャで。

私はBaker Tillyのパートナー会計士の方と席が近かったので、シンガポールの会計士業界の女性の割合を聞いてみたのですが、日本の逆で、女性の割合がとても高いことに驚きました。

会計を学ぶ学生は女子学生のほうが多いのだそうです。

マンダリンホテルの化粧室で、手を洗ったあとにどこで拭こうか困っているように見えた、白髪の上品な雰囲気の老婦人がいらっしゃったので、「エアータオルか、紙のタオルか、どちらかを使えますよ」、と声をかけたら、「エアータオルは風がとても気持ちが悪いから紙のほうを使うわ」と答えてから、彼女の身の上話が始まりました。

イングランドから来てホテルに滞在していること、百歳になるお父様が亡くなったけど、今も心の中に生きていること、今は自分の時間がたくさんあって、教会活動、ガーデニング、お裁縫、旅行、いろいろなことを楽しんでいること、オーストラリアに友達がいること…止まることがなく、そのうち手を握って話をされるので、そこを抜けられなくなってしまいました。あっという間だったのに、結構時間が経っていて…不思議な感じがしました。

長い長い…一日でした。ヘトヘトになって部屋に戻ったら9時半でした。

今日は最終日。

午前中は観光を楽しんで、午後は買い物に出かけようかと思っています。

| | コメント (0)