M&A

2015年5月16日 (土)

経営者が代われば~M&Aに思うこと

M&Aに関わる業務も多いのですが

一番面白いと感じるのは

「経営者が代われば、会社が変わる」ことを

目の当たりにすることです

 

買い手は同業だけでなく、異業種の場合もありますが

どちらであっても、経営者次第。

 

そのことは

目の前が八方塞がりだと思っていても

異なった視点で、別のよい方法で、動かしていけば

会社は力強く再生するものだということを

教えてくれます。

 

お客様の決算数値を前期と比較するときなど

特に経費などは、何か大きな理由がなければ

前期とそれほど大きく変わらないものです

会社の経済的行動は支出額として、

つまり経費項目として数字に反映されるものだからです。

 

以前、母が家業の決算書の前期と大きく変わらない経費の数字を比較しながら

「いつも結果として同じような金額になるけれど

別の人が経営したら、使う経費も変わってくるんでしょうね。不思議ね」

と話していたことを思い出します。

 

経営者の責任とは、その「行動」を決めることにあるのでしょう。

志を持ち、方針を決め、よりよい方法で速やかに動かすこと。

目の前の雑事に追われるのではなく

大局的に見る力がなければいけないのだと

会社という生き物(?)に潜む可能性の大きさに

気づかせてくれるから、M&Aは面白い!と思います。

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2009年8月 7日 (金)

M&A仲介をとおして

最近、事業や会社の譲渡を検討される経営者が増えてきました。

後継者問題が一番の原因と思われがちですが、新しい事業あるいは新しい地域での事業に傾注したいという理由から、今まで育てあげた事業を売却したいと考える方も多いのです。

その場合、決して不採算だからという理由ではないので、もったいないような感じもします。

他人から見てそう思えるくらいですから、経営者本人は相当な決心をなさったのだろうと思います。

M&A仲介業者の中には、単に売り手買い手の両者を引き合わせただけで、何の法律的、会計的、またビジネス的なアドバイスもなく、仲介手数料だけを要求するような業者も存在するようです。

本来、仲介業者が行うべきことは、両社が合意に至り、無事最終契約に至るまで、法律的、会計的、ビジネス的なアドバイスも行いつつ、常に両者の間に立って調整していく役割です。

当然、私どもはそんなスタンスで、M&A仲介の現場に立ちます。

私は大切なことは両者の思いを代弁することだと思います。

単なる伝言屋ではなく、思いをきちんと受け止めて、それを的確な表現にして届け、両者にとってより良い方向を探り、アドバイスすることが重要です。

単に価格だけで交渉することは、生きた事業を扱うには相応しくないと思うからです。

創業することは意外に簡単にできるもの。

ところが、時間を経て自分や他人の思いを巻き込んだ事業はいつしか大きなエネルギーを持って育ちます。

それを自分の手から放す決断は創業の決断をはるかに上回るものだと思います。

実は今、とても気になっている事業譲渡の案件があります。

創業社長は譲渡という大きな決心をされて、勇気をもって相談してくださいました。

心を決めたら毎日前向きに頑張れるとおっしゃっています。

その思いをしっかり受けとめて、社長の気持ちに応えられるような仲介をしたいと思うのですconfident

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2009年1月30日 (金)

M&A調印式

今日はお客様のM&A調印式でした。

30日、大安吉日、午前11時に弊社会議室でセレモニーを行いました。

実は、私にとってM&A仲介第一号です。

M&Aの仕事には、今まで幾度となく関わったことはありますが、買い手あるいは売り手の側のコンサルタントとしてか、売り手側の株価評価の算定とか、あるいは買い手側のデューデリジェンスという立場という、全体から見れば一部の関わりでしかありませんでした。

それが2社のまったくの中間者として仲介、助言のコンサルティングの契約をしたのが昨年の10月。

4ヶ月間のやりとりを通して、今日、株式譲渡が無事に完了しました。

ご自分が創業されて26年、よいお客様にも社員にも恵まれているが、後継者がいない。

お世話になっている方々に迷惑をかけずに引退するため会社を譲渡したい…という売り手側の会社の社長さんからご相談を受けたのが昨年の夏でした。

その会社は私どもとは数年のお付き合いのある税務顧問のお客様です。

よい仲介業者を探しに、一緒に仲介専門会社を訪ねたりもしました。

それでもなんとなくしっくりいかずにいたところ、ふと、ある知人の経営者のことが思い浮かびました。

同業者で年齢も若く、もしかしたら関心をもってくれるかもしれない・・・それが仲介の始まりです。

私はあくまでも中立の立場として、どちらにも納得していただける最適なところを常に模索しながらの仲介助言です。

ほぼ毎日、メールでのやりとり。一日に十数回、メールが往復する日もありました。

そんなやりとりを通して、どちらも誠実に取り組んでくださっていることがわかります。

きっと素晴らしいシナジー効果がのぞめるM&Aになるだろうと、確信しています。

売り手側の社長さんもしばらくは顧問の形で会社に関わることになっています。

自分の息子ほどの年齢の社長を迎えて、大事にしていた社員もそのまま残り、長い年月の信頼を積み重ねてきた取引先も新たな後継者を喜んでくれるでしょう。

おめでとうございます。

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