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2011年8月20日 (土)

22年前の会計士受験生

昨日から会計士試験が始まりました。

私が合格したのは平成元年ですから、もう22年も前になり、その頃とは試験制度も変わりましたし、受験勉強に苦しんだことなど遠い昔のおぼろげな記憶になってしまいました。

いわゆる“合格体験記”にありがちな弊害は、時間が経てば経つほど、苦しかった記憶が薄れ、それほど大変ではなかったように思え、わりあい簡単に合格したような記述になってしまうことです。読み手がそれをまともに受けると痛い目に遭うことがあります。

多くの合格者は生活のほとんどを犠牲にして頑張ったはずです。得難いものを得るには、何かを犠牲にしなければならないのに、それが嫌で、あれもしたいし、これもしたい、といった中途半端なことをしているうちは合格に届かない…頭が良くて器用な人はそれでもできるのでしょうが、私の場合は生活の全てを受験勉強のために犠牲にしなければ届かない合格でした。

 

犠牲、という響きはあまりいいものではありませんが、やはり、自分の努力に対して、結果は正直なのだと思います。努力すれば報われるし、足りなければ報われないのは当たり前。

私の今も、それは同じことでしょう。ただ、現在の自分の年齢と、仕事上の立場で、努力すべき対象と質は、異なっています。体力は22年前に比べると当然劣っていますし、体力勝負の作業をして倒れても誰のためにもならないし、体調と気力をコントロールしながら、今の自分だからこそできる最大限の効果を出せるような努力を続けなければならないのだと思います。

 

22年前の9月の合格発表直前、私は某大手監査法人のリクルートで、女性の代表社員の公認会計士、N先生にお会いしました。

母と同じ年齢のN先生は、代表社員になる女性がほとんどいなかった当時、私にとってはまるで雲の上のような存在でした。緊張している私に、とても大らかな優しい雰囲気で接してくださいました。

結局、合格発表後、私は別の監査法人を選び、N先生には2年後に転職する際に再びお世話になるわけですが、現在でもずっとお付き合いを続けさせていただいています。

 

私もあのときのN先生と同じ年齢になりました。あのとき、何でもできてすごい、と思っていた雲の上のような存在には、今でも程遠く、いまだに子供じみた迷いにつきまとわれることがありますが、自分の立場の中で、何を最もしなければならない努力なのかを考え、体力と気力をコントロールしながら、進もうと思います。

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※ 今朝のバルコニーのツルバキアシルバーレース。長く細い茎の先に咲いた涼やかな花が重そうに下に垂れていました。昨日の雨で、東京はずいぶん涼しくなりました。

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