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2011年5月 9日 (月)

進化した照明

震災以来、節電で東京の夜は暗くなりましたが、最近ますますその度合いを増しているような気がします。

日本の都市の多くは、昼の太陽光を目指さんばかりの明るさを基準にした照明で作られているので、

やむを得ずあちこちの光を消して節電することによって暗くなり、

そして気をつけないと危険な場所にもなりかねません。

十数年前、某照明デザイナーの方に話を伺ったことがあります。

日本の都市は均一に明るすぎる。

照明は明るさの量ではなく、配置する場所、デザインが大事なのだと。

そして照明デザインをする際に、最も注意を払わなければならないのは、安全。

実際に歩いて怖くない明るさの確保、例えば全体を照らさなくても足もとをきちんと効果的に照らすこと等…に気を配る必要があるのだと。

当時の私にとっては、とても新鮮なお話でした。

そしてそのデザイナーの手がけた街や施設の照明の写真を見せていただきながら、

光量が少なくても、温かく優しく安全な灯りというものにとても心惹かれました。

インテリアの照明にも関心を持つようになったのは、その出会いがきっかけです。

私がそのお話を伺った頃に比べると、最近では、効果的で素敵な照明デザインの場所も増えました。

そして、この節電をきっかけに、日本では美しい照明がもっと見直されるでしょう。

光の量を抑えつつ、安全で優しく効果的な照明デザインを街中で施せるようになったら、進化した美しい東京に生まれ変われるのだろうと思います。

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