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2010年5月 1日 (土)

何も欠けていないから

数日前、「幸福度」の調査結果のニュースがありました。

それによると、その指標を下げているのは「将来の不安」なのだそうです。

一人として同じ人はいないのに、

まずは周りの他人と同じであることを基準にして、

自分は何が欠けている、と欠けているものに目がいきがちです。

それが自分にとってほんとうにほしいものかどうかというよりも

欠けているものを埋めようと、焦り、もがく。

子供の頃から、周りを気にして

同じものを持って、突出しないものを身につけて

それも調和といえば調和かもしれませんが

そんなふうに人間社会を生きてくれば

当然、無意識に、自分だけの基準がわからなくなります。

だけど、それは人間社会で、異なる個性の者どうしが

お互いに仲良く生きやすくするためのルールがまずあっただけのことで

私たちは自分の内面の価値観までをそこに合わせる必要はないのでしょう

誰もが、何も欠けてはいないのですから。

今ここに自分が在ることが、とんでもない奇跡だということに気がつけば

ただ自分が大きな時間と空間の流れの中に生かされていることしか

思い当たらないはずなのです。

そこには、不安、や焦り、ではなくて、

それを超えた受容と、大きな奇跡への強烈な感謝の思い。

              

最近、宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』にある一節を思い出しました。

将来が不安で悩んでいた若い頃、私の心の中に心地よい風が通るような

そんなイメージを与えてくれた、私の大好きな一節です。

我らに要るものは 銀河を包む透明な意思 巨きな力と熱である… ”

たぶん、私たち一人一人は、宇宙の一部なんだろうと思います。

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