淋しいけれど…
オーストラリア人のNさんが故郷に帰ることになりました。
彼女は日本に15年間住んで、日本人と結婚し、昨年、出産もしました。
これからの人生を考えたとき、日本に住み続けることに不安を感じたそうです。
オーストラリアのほうが将来の保障などが厚く、住みやすいと判断し、家族で引っ越すのです。
とても淋しい理由だと、日本人として思いました。
帰国まであと2週間。
いつものお店でランチをしながら、
「一緒にここでランチをするのは今日が最後かもね。」
来週の午後に少し時間がとれそうなので、最後のお茶をしましょう、と約束しました。
ブリスベンの政府機関に就職が決まったNさん。
「amiさんがブリスベンにオフィスがほしいときは探すから、何でも言ってね。」
「今は淋しいけど、この先のほうが長いんだから、ずっと行ったり来たりしよう。」
…淋しいけれど、新しい出発を祝ってあげなければいけませんね。
クリスマスのイルミネーションが煌めく東京から、クリスマスを迎える前に友人が発ってしまう。
来年はいつブリスベンへ行こうかな?…来週一緒にお茶を飲むときは、来年の手帳を開きながら、話をしようと思います。
(下の写真は、昨日、丸の内マイプラザの1階で見つけた展示。海のクリスマスがイメージです。)
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コメント
amiさんこんにちは。
日本に住み続けることの不安。。。
今まで随分悩まれたことでしょう。
ブリスベンでのお幸せをお祈りしたいと思います。
amiさんは、さらにオーストラリアが近い国になりましたね。
投稿: いなくみ | 2009年12月 1日 (火) 09時53分
いなくみさん、こんにちは。
オーストラリアの友人の話を聞くと、資源のある国は大らかで何かと住みやすいかもしれないと、思えてしまいます。
将来のことを考えて日本を諦めた、日本人とオーストラリア人のカップルの決断は、とても残念です…。
投稿: ami | 2009年12月 1日 (火) 12時36分
それが日本の現実かもしれないですね。
長い付き合いの友人が、オーストラリア移住の手続きを開始したと昨晩聞かされました。やはり日本に住み続けることに疑問を感じしているそうです。
日本に住み続けたいと誰もが思う国にしたいですね。
お友達がオーストラリアに行かれてしまうのは悲しいですが、またオーストラリアに行く楽しみが増えたと思えば。。。^^;
投稿: Shiro | 2009年12月 1日 (火) 17時21分
Shiroさん、ほんとうですね。
祖国は、魅力のある国にしたいものですね。
でも、海外へ出てしまう人の気持ちも…少しわかるような気がします。
投稿: ami | 2009年12月 1日 (火) 18時09分