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2009年9月 2日 (水)

季節の変わり目に思う

夏から秋への季節の変わり目です。

今年も当たり前のことですが、夏から春になったり、夏から秋を飛び越えて冬になることはありません。

刻々と変化して止まることはない時の中で、夏から秋へと変化する順序だけは変わらない原則なのです。

この変化の原則は、私たちの「置かれた時」にもあてはまります。

たとえば、自分がこの事業を行うに当たって、春夏秋冬のどこにいるのか?

それは、土を耕し、肥料を施し、種を蒔いて、芽が出て、それが成長して、収穫の時期を迎える、大きなサイクルの中で、果たしてどこに自分が置かれているのかを考えることです。

凍った土の表面に焦って種を蒔いても枯れてしまうだけです。

しっかり土を耕す冬の時を経てこそ、種は芽を吹いて成長していくのです。

また、まだ実ってもいないのに収穫を焦ってはいけないのです。

自分が今、果たしてどの位置にあるのかを知るには、客観視する力が必要です。

友達から相談を持ちかけられたとき、不思議なことにいくつかは誰でもアドバイスできるものです。

それは、知っている他人のことは客観視できるからなのです。

自分のこととなると、思い込みが邪魔をしてしまうから、わからなくなってしまう。

それは会社経営も同じ。

夢をもつことは素敵なことです。

そしてたぶん、夢は思い込みにもなります。

そんな思い込みは、自分を目標達成に向かわせるために大切なものですが、それと同時に、第三者の目で自分を冷静に見ようとする努力が必要です。

特に経営者は、会社の方向性に責任があるのですから、常に自らを厳しく客観視できるようにならなければなりません。

「易経を勉強すれば占わなくてもよくなる」というそうです。

中国の古典で四書五経のひとつ、帝王学の教科書でもあったという「易経」は、そんな客観性を身につけるための時の見方を教えてくれる書です。

時を読み解き、兆しを見る目があれば、すべては“なるべくしてなった”こと。

ドラッカーのいう「すでに起こった未来」のように、客観的に見ることができれば、未来を予測できるのです。

思い込みを捨て、客観視できるように、努力していかなければと思います。

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