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2009年5月 4日 (月)

捨てられない物

今日も朝からオフィスに出ています。

今回の移転を機に、今まで片づけを怠っていた古い書類や物を整理することが一番の目的です。

そんな作業のときに最も困るのが、中身をよく見始めると時間がかかって作業が止まってしまうこと。

子供の頃は、「物を捨てないで大事に使いなさい」と育てられてきた世代です。

ところが最近では、物を捨てられないでいることがまるで悪いことのようです。

普通に生活していれば物はたまり、あふれるのが当たり前で、きちんと意識しなければ整理が追いつかなくなっているからなのでしょう。

さて、ほとんど使わなくなっていた引き出しの奥から出てきたのは、手紙の控やスケジュール帳。

15年ほど前の開業当時のものです。

その頃は、開業したとはいえ顧問先の件数はゼロで、仕事といえば、それまで勤務していた大手監査法人の仕事をパートで手伝っているだけでした。

顧問先をこれから開拓しなければならない、税理士業務の実務を勉強しなければならない、という思いから、いろいろな人に会いに行き、人脈を広げる努力をしました。

出会った人にしっかり覚えていただきたいという思いもあって、お会いした人に心をこめてお礼の手紙を書いたものです。

そして誰にどんな手紙を送ったか、コピーをとって保管していました。

開業当時の一生懸命さが伝わる、ちょっと恥ずかしい手紙ですが、捨てることができず、そのまま引き出しの奥にしまいこんでいたものです。

久しぶりに目にしたら、その頃とは少し筆跡が変わってきたような感じがしました。

開業から今回が3回目の引越。

引越するたびに、たくさんの物を捨ててきたはずなのに、いつもその選別を逃れて捨てられることなく、ここまでついてきた物たち。

年月を経れば経るほど、それは「使わなくなった、あるいは使えない書類」ではなく、「大切な思い出」に質を変えてしまい、ますます捨てられない物になってしまいます。

しばらくどうしようか迷った挙句、捨て難い、いくつかの思い出の物を、引き出しの奥に再度収めてしまいました。

ただ、今回は、特別に捨てられないものをまとめて入れておくスペースを少しだけ作りました。(これは我ながらいいアイデアだと思っています!)

捨ててから後悔することはよくあること。

捨てるのはいつでもできるから。

…またそんな言い訳を心の中でつぶやきながら、忘れたくない思い出と、新しいことのために思いきって捨てるべき物との間に、うまく線引きができない私がいます。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

無事に引っ越しをされお疲れ様でした。
Amiさんは本当に頑張り屋さんで感心しています。

そうなんですよね・・引っ越しの度に、本棚の隅や机の引き出しの奥から、
忘れられた書類や手紙やスケジュール帳の束が出てくるんですよね。

手を止めて読み返すと気恥ずかしくなるような文面だったりして・・・
そしてその頃を思い出して、懐かしんだりして・・・
書類なんかはもう不要なんだけど、いつかなにかの参考になるかも・・
なんて捨てずに取って置いたりして。

引っ越しのたんびに引き出しの奥から出てきて、また同じ場所に納まる
「捨てられない物」て、これまでの自分の一部の様な気がしてきます。

おばあさんになった時に「捨てられなかった物」を再び紐解いて、その時に選別
したいと思っています・・。それまでは、色々な物を仕舞い込み続けましょう。


投稿: 雪之華 | 2009年5月 5日 (火) 00時32分

私も捨てることが苦手^^;
過去に所有したものは他人にとっては価値が無い物でも宝物。
品々に結びついた思い出は解ける事なくいつでも初心を思い出させてくれます。
引越しの度に創業当時を思い出させてくれる宝物、素敵ですね。
次にお引越しをされるときにはもっと宝物が増えているでしょうね。

投稿: Shiro | 2009年5月 5日 (火) 13時01分

雪之華さん、ありがとうございます。
そうですね…「捨てられない物」は、これまでの自分の一部なのですね。
他の人から見たら不用な物でも、私にとっては大事な、大事な、今の自分を作ってくれた思い出の物なのだと思いました。
なんだか気持がとても楽になりました。
どうもありがとうございます!

私も、おばあさんになったときに、引き出しの奥の「捨てられなかった物」をよく選別することにします。
その日が来るまでは、幸せな思い出で、「捨てられない物」をたくさん作っていきたいと思います。

投稿: ami | 2009年5月 5日 (火) 13時41分

Shiroさん、ありがとうございます。
そうですね。他人からみれば価値がない物でも、自分にとっては、かけがえのない宝物。
今まで忘れかけていたことさえ、たった1枚のはがきを見ただけで、その頃の思いや、空気や、光の感じさえ、身近に思い出すこともあるものです。
捨てられない物をたくさん抱えている自分に罪悪感も覚えていたのですが、大事にしようと思えてきました。
次に引っ越すときに、宝物が増えるように、毎日を大切に生きたいと思います。


投稿: ami | 2009年5月 5日 (火) 13時44分

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