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2009年4月12日 (日)

苦しいときほど

昨日はオフィスで移転準備の書類整理をするはずだったのですが、某社の決算が大変とのことだったので、急遽、横浜に出かけることになりました。

横浜では少し桜が早いようです。もうほとんど散って葉桜になりつつありました。

輸出中心に事業展開している会社ですから、昨年夏以降の世界経済の環境の激変に直に影響を受けたのです。

つらい決算を迎えています。

そんな会計数値の推移を見ながら、なぜか思い出すことがありました…

私の尊敬するMさんは数年前、ある選挙に出馬しました。

エリートコースまっしぐらに進んだ彼女は当時も大変人気があり、周囲から推され、安定した地位を捨てて、選挙に賭けました。

ところが結果は…残念ながら落選。

彼女はどんなにがっかりされたことでしょう。

でも、彼女が一番ショックだったのは、地位も社会的な力もなくした彼女を、利用価値がないと見做したのか、それまで彼女を取り巻いていた多くの人の態度ががらっと変わり、離れていったことでした。

地位も取り巻きも失った彼女は、しばらくの間、少し疲れた表情をされていたように思いますが、数年を経て見事に別の道で復活されました。

今では、前以上にいきいきと活躍されています。

「あの時、いろいろな人が離れて行って、とてもショックだった。

だけど、あなたは私に何の地位もなくなっても、前とまったく変わらなかったね。」

…先日、改めてそうおっしゃってくださいました。

私にとっては至極、当然のこと。地位やお金を目当てにお付き合いをすることはあり得ません。

その人のことが人間として好きなのかだけです。

だからこそ、失意のときほど心を添えていてあげたい。

たとえ実際に傍にいられなくても、辛いときほど応援してあげたいという気持になります。

尊敬するMさんがおっしゃった言葉は、私の心の中の宝物のひとつになりました。

力のある人、お金のある人には、たくさんの人が集まってきます。

いろいろな人がちやほやして、気持のいい言葉をかけてくれます。

ところが、その人の力が何らかの理由でなくなったとき、人が離れていくことがあるのです。

会社でも同じことです。

会社を経営していれば、長年の間にいろいろなことがあります。

浮き沈みがあって当然。長い間には、何度かもうだめじゃないかと思うこともあるものです。

私たちは経営者が苦しいときほど、力になれるようなプロフェッショナルでありたい。

気持は、親友のように、家族のように、絶対に見捨てない…それが創業の頃からの思いです。

どんな不況になろうとも…ともに乗り切っていきます!!

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

素敵な考え方です♪僕自身全く同じ想いで過去から活動を続けてきています★

僕自身、知名度や影響力が増してきているので、いろいろな人が集まってきます。普通に楽しい仲間も集まってくれば、僕の力に集まってきている感も感じているので常に慎重に人とのお付き合いを続けています。

結局、相手に対する想いやりの心を持っているか否かにわかれるんだろうなって感じています

投稿: ヒデ | 2009年4月12日 (日) 08時42分

ヒデさん、メッセージをありがとうございます。
共感してくださって、とても嬉しく思います。
人を応援することによって、自分も元気をいただき、強くなれるような気がします。
また、人は苦しいときほど、ほんとうの友達がわかるものですよね。

ヒデさんのネットワーク作りは素晴らしいですね。
ヒデさんの人柄によるものと思います。
これからも多くの人の力になれるような素敵な企画を作ってくださいね。

投稿: ami | 2009年4月12日 (日) 16時34分

う~む、Mさんがされた経験は当時は辛かったでしょうね。でもその辛さをばねに頑張れる強い方なのですね。
amiさんの考えは素晴らしいと思います。感情でお仕事はできないけれど、その姿勢が丁寧なお仕事として現れるでしょうし。辛い時にも一緒になって頑張ってくれる仲間は一生の宝ですし、ずっと消えない深い絆となるでしょう。

投稿: Shiro | 2009年4月12日 (日) 22時45分

Shiroさん、メッセージをありがとうございます。
なかなか気持だけでは仕事は成り立たないものかもしれませんが、お客様と向き合うときは、親友のような、家族のような、そんな気持でいたいと思い続けています。

私は不器用なので、プライベートと仕事を切り離して考えることができません。仕事はすべてが人と繋がっているものですので、仕事を通じてたくさんの尊敬する人に出会うことができました。そんな出会いの数々は、私自身の人生の財産です。

Shiroさんがおっしゃるように、辛いときをともに乗り越えてこそ、深い絆を作ることができ、一生の宝になるものと信じています。

投稿: ami | 2009年4月13日 (月) 01時05分

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