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2009年4月21日 (火)

期待すればこそ

関連会社の社長に抜擢されたKさんの話です。

親会社の社長のOさんは、厳しくワンマンな社長です。

その下でKさんは、現場業務から営業、総務、経理、すべての業務、雑用、なんでも経験したそうです。

O社長はいつも会社の中でKさんに一番厳しかったそうです。

それは、O社長がKさんの資質を見抜き、将来、経営陣の一人に育てたいと思ったからなのでしょう。そんな中でKさんは必死に社長についていったそうです。

将来を期待すればこそ、厳しく、いろいろな仕事を経験させるものです。

ちょっと違う仕事を頼むと、

「自分はこんなことをするためにこの会社に入ったのではありません。」

と言う人がいますが、もったいないことです。

どんな仕事からも学ぶことはたくさんあります。

それに、もし会社を経営する立場になれば、あらゆる部署の業務を知らなければならないのですから。

昔、大手監査法人に勤務していた頃、あまり上司から注意されず、不安だったときがありました。

おそらく上司は、女性のスタッフだからと、遠慮して注意できなかったのでしょう。

同僚の男性が同じことをしてもきつく叱られるときに、私は何も言ってもらえないのです。

とても淋しかったことを覚えています。

期待される人が厳しく注意されることは当然のこと。幸せなことなのです。

現在、人を雇用する立場になって、私が採用面接で最も気にするのは、「素直さ」です。

なかなか一度の面接でわからないこともありますが、最も重要な資質の一つだと思うからです。

人の能力にはそれほど大きな差があるとは思えません。

勉強と訓練をすれば、誰もがある程度のレベルにはなります。

その次の段階で、成長するかしないかは、素直さだと思うからです。

素直な人は、注意されたときに、自分を省みて学びます。

素直な人にとっては、すべてが学びなのです。

当然、多くのことを学びますから、成長していきます。

ところが、素直ではない人は、

「自分はちゃんとしているのに、なぜ?」と、ろくにできていないくせに自分を省みません。

自分のしていることが100%正しいと思ってしまうと、成長はそこ止まりです。

Kさんはとても素直な人なのでしょう。

O社長の期待や厳しい指導に、へこむことなく、くじけず積み重ねた経験が糧になって、現在は度重なる難題にも前向きに取り組んでいらっしゃいます。

そして期待を受けて素直な心で頑張る人には、たくさんの人が応援してくれるものです。

私もそんなKさんを応援してあげたいと思う一人です。

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