素敵な女性経営者
六本木の国際文化会館で東京商工会議所女性会の研修部主催のウインター研修がありました。
午後は講演会、夜は懇親会というスケジュール。
講演会は、日本政策研究センターの岡田幹彦先生の「二宮尊徳に学ぶ~質素・勤勉・倹約による至誠の生涯」と、東京経営者協会顧問の大久保力先生の「未曾有の景気後退下における経営者の対応」の2本立てでした。
私は女性会の研修部に所属していますので、運営のお手伝いがあり、昼前に会場に入りました。
国際文化会館の日本庭園は素晴らしく、今ちょうど、紅梅が満開!
しかし、ゆっくりそれに見とれる間もなく、時間との勝負です。
講師の先生をお迎えし、アテンドをし、先生の著書の販売をお手伝いします。
時間の合間を見てノートPCでメールをチェックすると、今日に限って急用のメールが何件かあり、その返信をしたりするうち、あっという間に午後の時間は過ぎてしまいました。
夜の懇親会は、抽選で席が決められ、普段あまりお話をしたことがない会員の方と同じテーブルになりましたが、とても楽しく過ごすことができました。
聴き上手で前向きなエネルギーをお持ちの素敵な方ばかりで、たくさんの元気をいただくことができました。
現在、東京商工会議所女性会の会員数は600名ほどで、会員の全てが経営者です。
会社規模も業種もさまざまですが、お話をしていると、女性経営者ならではの思いや悩みがあり、共感することがたくさんあります。
また、周りへの気遣いが細やかで素晴らしい方が多く、そのたびに、気の利かない自分を反省し、勉強することばかりです。
未曾有の不景気といわれていますが、こんな時代に生き残れるのは、会社の規模の大きさではなく、お客様を大事にして、真心でほんとうによい仕事をしている者なのだと、確信を持ってお話されている会員の方がいらっしゃいました。
どんなに時代が変わっても、時代を超えた原則が存在するようです。
二宮尊徳は、荒廃した国を復興するためにもっとも大切なことは、「心田を耕すこと」だとおっしゃったのだそうです。
人の心が荒廃していては何もなすことができない。
「報恩感謝」「至誠」という、時代を超えた原則を大切に、焦らずに積み重ねるときなのです。
先日の研修会企画会議のときに、皆、口々に真剣に、「厳しい時代だから、しっかり勉強しなければ」とおっしゃっていました。
先の見えない不景気の中、経営の舵取りにはそれぞれに不安も苦労もあるはずなのに、研修会に参加された会員の皆さんの表情は明るく輝いていました。
女性経営者は、覚悟して確信をもつことによって、美しさが増すのだと思いました!
私も焦らず、一歩一歩、積み重ねようと、素敵な彼女達から大きな勇気をいただいた一日でした。
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